花粉症に悩むイヤーな季節が近づいてきましたね。
春のあたたかい気候は好きですが、数年前、急に花粉症になってからまたあのクシャミと鼻水に悩まされるのかと思うと憂鬱な気分になります。
早めに予防処置をしておくと少しでも症状が軽くなると聞いたことがあったので、ちょっと調べてみました。
そもそも花粉症はなぜおこるのかというと?
花粉は目に見えないとても小さな物質です。
スギ花粉を例に挙げると、直径はおよそ30マイクロメートル(1マイクロメートル=1ミリの100分の1)しかありません。花粉は上昇気流に乗って上空まで飛んでいき、少しずつ落ちてきます。そのため空気中にはたくさんの花粉が舞っていることになります。私たちは呼吸などによって知らず知らずのうちに多くの花粉を体内に取り込んでいるのです。
花粉(抗原)を吸い込むと、からだの中にこれらの抗原に対する反応物質である抗体ができ、鼻の粘膜の表面にある肥満細胞にくっつきます。そこへ再び抗原(花粉)が入ると、抗原抗体反応が起こり、化学伝達物質として、ヒスタミンなどの刺激物が肥満細胞から飛びだします。そのヒスタミンなどが神経や血管などに作用し、鼻水が出たり、くしゃみ、目のかゆみなどの症状になります。また最近は、花粉症に限りませんが、アレルギーを起こす物質(抗原)に過剰に反応してしまうアレルギー体質が現代人に増えてきているようです。
早めの処置で少しでも症状を軽く
花粉が飛び始める2週間前からはじめるのがよい時期とのことで、普段診てもらっている
お医者さんに行ってあらかじめお薬をもらっておきましょう。そしてシーズン中それを続けることが必要です。
そうすると、花粉症の出始めが遅くなったり、症状が軽くすんだりと、完全な予防はでき
ないものの、前のシーズンよりもラクにこの季節を過ごすことができます。
甜茶の効果
甜茶は幸せを呼ぶお茶として中国のお正月・春節には欠かせない飲みもので一般的には
「甘いお茶」の総称で主に4種類が中国で飲まれています。最近の研究で甜茶には炎症を抑えてくれる働きがあることが判明しました。つまり、粘膜などの炎症を抑えてくれるために、中国では、喉の痛みや風邪に良いと言われています。
かゆみや鼻水などの症状を引き起こすのが、ヒスタミンなどの科学物質で、これを阻止するのが甜茶ポリフェノール。細胞からのヒスタミンの過剰分泌を抑えてくれると考えられています。甜茶の花粉症などに対する効果は、長年に渡る実験の結果、すでに証明済みだそうです。今では、様々なお茶や飴もあるほど。実は甜茶は花粉症だけでなく、ほこりなどが原因の同じメカニズムで起こるI型アレルギーに効果的だといわれています。これも、花粉の飛ぶ前から、回数は1日最低でも3回は飲むと効果が出るそうです。
みなさんも一度試してみてくださいね!
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