14日から16日の宵山、祇園囃子と17日の山鉾巡行は祭りのクライマックスである。 四条鴨川の水で御輿洗いが7月10日に開かれ、鉾のある鉾町では10日頃から四条通りに鉾を建てる為の足場作りが始まる。各町内では笛や鉦、太鼓で囃子の練習が始まる。どこかのんびりとした囃子、コンコンチキチン、コンチキチン 心うきうきしたリズムで疲れもふっとび、のんびりとした気分にしてくれる。宵山と呼ばれる16日は鉾が並ぶ。 四条通りは歩行者天国となり身動きもできない程の人出で賑わう。浴衣がけで団扇を手に人波にもまれる17日巡行本番の日、山23基と鉾9基が四条通り、河原町通り、御池通りを巡行する姿は華麗で、他には類を見ない盛大な祭りである。巡行もさることながら、山鉾の四面装飾に異国風のかざり(織物)が一段とあでやかさをかもし出す。
まず宵山の16日は大変混雑するので15日の宵々山が良い。人出も余り気にならず、16日の宵山、17日の巡行、この2日間で観光客が集中し人、人の山。なんと言ってもクライマックスは鉾を回転さす辻回しが最高。1基約12トンもある巨体を青竹の上をすべらせ方向を変える。四条河原町、河原町御池、新町御池各交差点。 観光客の為にも御池通り沿いに有料観覧席が6500席程作られる。全席指定で料金3100円 (今年の場合)パンフレット、日よけ帽子付きです。ゆっくり見物したい方は6月初旬からインターネットによるオンライン予約が可能。 アドレスは http://www.kyokanko.or.jp 詳しくは京都市観光協会 TEL 075-752-0227へ。
今年は土曜日で三連休であった事も幸いし久し振りに見物に出掛けて見た。八坂神社の氏子町内に生まれ育ち実家の前を鉾が通るのも一つのチャンス、子供の頃より巡行を楽しんできた。 昔は四条通り、河原町通りに路面電車が走り鉾の屋根で架称を取りはずしながらの巡行であった大変だったと思う。 今でこそ舗装道路もしっかりしたアスファルトになったが子供の頃は照射熱でアスファルトがとけない様に朝早くから道路に冷水をまく事も祭りに参加している気分にさせられた。夜は水まきのごほうびにと鱧料理のご馳走が食べられるのが楽しみであった。 平成17年も日曜日。まだ一度もご覧になっていない方是非暑い京都にお越しやす。そして沢山の汗かいとうくりやすな・・・