だんじり祭りとは?
毎年9月中旬に開催されている「岸和田だんじり祭り」があまりに有名ですが、その歴史は古く、元禄16年(1703年)時の岸和田藩主岡部長泰公が、京都伏見稲荷を城内三の丸に勧請し、五穀豊穣を祈願して行った稲荷祭がその始まりと伝えられています。各町にて「青年団」や「若頭会」などの祭礼の団体が構成され、鳴物にあわせて山車(だし)の一種である地車(だんじり)が街中を曳行します。各神社で祀られる鎮守の神様にお参りする「宮入」、速度の乗った地車を一気に方向転換させる豪快な「やりまわし」、夜間に地車にたくさんの提灯を携えゆっくり曳行する「灯入れ曳行」など実にたくさんの見所があります。また地車に施された巧みな彫物の数々も見逃せないポイントです。関西地方では特に堺市以南の泉州地区でのだんじり祭りが盛んで、堺市の各地区で行われるだんじり祭りは「岸和田だんじり祭り」に次ぐ賑わいを見せています。 |