トミヤは大阪市阿倍野区に本社を構えております。大阪に在住でない皆さまは、ここ「阿倍野区」がどのような場所かご存じでしょうか?
阿倍野区は、大阪市を構成する24区のうちのひとつで、古くから大阪の交通の要衝のひとつとして栄え、 名所・史跡も多く、住宅・商業の町として発展してきました。
現在でも「阿倍野橋・天王寺」は、各種の交通機関が集結し、多数の乗降客が行き交う大阪南部の玄関口です。
周辺一帯も、阿倍野区に本社を置く「近鉄百貨店本店」をはじめ、その本店を改築して、日本一の高層ビルとして 2014年春にオープン予定の「あべのハルカス」、大阪府内最大級のショッピングセンター「あべのマーケットパーク キューズモール」等に 代表される施設が立ち並び、隣接する天王寺区と共に、大阪の第三のターミナル・繁華街として成長を続けています。
阿倍野区全体としては、帝塚山・北畠の大阪市内屈指の高級住宅街を有するように、比較的閑静な住宅地として発展してきた歴史があります。
そんな阿倍野区に由来のある歴史を、ひとつずつご紹介していきたいと思います!
平安時代の陰陽道の大家、安倍晴明。
小説や映画、漫画等でその名前を知られた方も多いかと思います。
鎌倉時代から明治時代初めまで陰陽寮を統括した安倍氏(土御門家)の祖であると共に、日本最高の陰陽師であると伝えられる、安倍晴明。
陰陽師とは、中国伝来の陰陽五行説に基づいて天体を観測したり暦を作成したり、また、占術や呪術を用いて吉凶を調べたりする官職の人を指すようです。
その中でも、安倍晴明は、陰陽道に関して比類なき知識を備え、当時の貴族達は勿論のこと朝廷からも厚い信頼を受け、その神秘的かつ超人的なエピソードは、歴史物語や説話集の中にたくさん記されています。安倍晴明がもつ妖しい魅力は、江戸時代の人形浄瑠璃や歌舞伎にも題材として取り入れられているほどであり、どの時代でも人を惹きつけてやみません。
そんな安倍晴明の出身地の中で、一番有力であると言われているのが、大阪で産声を上げたという説。
安倍晴明が亡くなったことを惜しんだ上皇が、生誕の地に晴明を祀らせることを子孫に命じ、亡くなって二年後に完成したのが、大阪市阿倍野区阿倍野元町に建立されている「安倍晴明神社」である、との記述が残っているそうです。
鳥居をくぐると厳かな空気が漂っており、約180坪ほどの境内には、大阪市の保存樹林が植えられ、安倍晴明生誕地の石碑のほか、占いも受け付けています。
トミヤ本社から約1kmの距離にある「安倍晴明神社」。ご興味のあるかたは、是非一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?
大阪市阿倍野区阿倍野元町5-16
TEL:06-6622-2565
アクセス:阪堺上町線「東天下茶屋駅」下車、東南へ徒歩5分
ホームページ:http://abeouji.tonosama.jp/abeseimeijinja/index.html